花火が山にこだまする
小さな村の秋祭り。
恥ずかしがりのチビ猫も
今日はきりりと笛を吹く。
Keroの住んでいる安茂里は、祭りのお囃子が盛んな土地柄。
お盆が過ぎた頃から、夜になるとどこからともなく笛や太鼓の音が。
公民館などでお囃子の稽古をしているのです。
お祭りの当日はもちろん、その近辺でも獅子舞をするのか、遠く近くにお囃子の響く夕べが、ひと月ほど続きます。
テレビを見ながらも、「あ、お囃子だね」と、耳を澄ますのです。
微かに笛太鼓が遠ざかると、庭の虫たちが後を続けて歌います。
お祭りに出かけては行きませんが、その気配を楽しみます。