清らかな水、豊かな自然に加えて研究熱心な県民性。
こんな長野のお酒が美味くないはずがない!
先日、県下の酒蔵の試飲イベント「長野の酒メッセ2008」に行ってきました。
ホテルの大広間にずらり並んだ七十余の酒蔵の試飲ブース。
「ひやおろし、ください」「大吟醸も!」「あ、そのお燗も!」
各酒蔵の選りすぐりのお酒を、長野市のお酒、佐久のお酒、次は諏訪の‥と杯片手に飲み歩けるという、のんべには堪らぬ、太っ腹な催しです。
法被姿もりりしい蔵元の方々とのおしゃべりも楽しい。
熱い意気込みが伝わってきます。
酒作りの伝統を受け継ぎながら、廃田を復活させたり、有機米に取り組んだり、その真剣さがおいしい甘露となって、私たちに至福の時間をもたらしてくれるのですね。
私は日本酒そのものも好きですが、そのお酒を育んだ風土や歴史も味のうちと感じます。
蔵元の場所を地図で探したり、ラベルやネーミングを楽しんだり。
だから、実は精米ナンパーセントとか、酸味が、日本酒度が、とかはあまり気にしません。
六時頃には初詣の善光寺のような混雑。
日本酒の人気が低迷しているなかで、もっと地酒の良さを知って欲しいという主催側の意図は酔っ払い達に通じるのでしょうか。
長野の酒作り文化を応援しよう!ひいては長野の自然と農業の豊かな未来を応援しよう!と、あらためて地酒愛好の志を胸に(ええと、今日も飲むぞ、ということですね)
見事な千鳥足で夜の町に繰り出したkero夫婦でした。