満開の実家のライラック。
戦前、ホップ栽培の研究のため
北海道に渡った祖父が
持ち帰った木だそうです。
以前は「リラ」という呼び名が一般的だった気が
するのですが、「家の木は、北海道経由の
アメリカ産だから、ライラック」と父。
花もきれいだけど、においがまた素晴らしい。
香水の『ディオリッシモ』が、ライラックに
水仙と鈴蘭をたした、春のにおいだと思うのですが。
昔は紫の雲のように、花房が風に揺られて見事でした。
今では木も衰えたのか、花も少なくなりましたが
爽やかな甘いにおいは変わりません。