コンクリートに。

大工の増田さんオリジナル工法で。

デコは元段ボール工場。

ホールになる場所は床が元々木製なんですが

機械が置かれていた箇所が

コンクリートになっています。

 

昔の工場作業での劣化と思われる

床自体のレベル差が3センチあり、調整する為に

大工の増田さんは床下のジャッキアップをしてくれました。

 

今度はコンクリート部分にネダと呼ばれる

床板の下に入る木材を止める作業をしたところ

固すぎてコンクリートビスが効かず

コンクリートに穴を開けてタガの様な木片を入れ

ボンドで固めネダを固定する

[増田工法]で施工したのです。

 

「へぇーこうゆうやり方があるんだ」

と見ていると

「なぁ~に、無いさ。これは俺しかやらないよ」

とのお返事が。

そこで[増田工法]と名付けました。

 

良~く見ると感心しきりです。

なるほどなオリジナル工法なんです。

 

デコの改装で難しいのが

<程よい仕上げ>です。

綺麗にしすぎてはいけません。

昔の物に馴染まなくなってしまうからです。

 

だからといって適当にも作れませんし

まさに<程よい仕上げ>感が必要なんです。

ここら辺を良~く判ってくれているのが

大工の増田さんなんです。

17年間お世話になっています。

これからもよろしくお願いします。